世界が真っ暗に!?電気が消える日 ~ 電力ひっ迫の真相 ~

テレビ東京 ガイアの夜明け

世界が真っ暗に!?電気が消える日~ 電力ひっ迫の真相 ~

真冬を迎えた日本列島が危機にある。現在、東京電力管内の電力予備率は3%台と「10年に一回の電力不足」だという。東京が大雪に見舞われた1月6日、電力使用率97%という停電し兼ねない深刻な事態に陥っていた。かつては先進国でも電力安定供給の「優等生」だった日本。脱炭素へ再生可能エネルギー拡大を目指す中、避けては通れない過渡期にある。更に世界でも電力をめぐる深刻な状況が。なぜ世界各地で電力不足が起きているのか、その真相を追う。

電気代が静かに値上がり…その影響は?

私たちの暮らしに直結する電気代は去年から上がり続け、1年間で1300円以上も値上がりしている。主な要因はLNG=液化天然ガスの世界的な価格高騰だ。天候に左右されるため、まだ供給が不安定な再生可能エネルギー。その裏でこれまで電力供給の柱となってきた火力発電の削減が一気に進んでいるのだ。当たり前だった「電気が消える日」は現実的なものになるのか。

電源を考える選択「顔の見える電気」とは?

電力不足、ひっ迫する可能性は少なくとも今後10年先まで続くとみられている。こうした中、再生可能エネルギーだけを選んで購入する取り組みが拡大。全国600ヵ所の発電所から、企業や個人が発電所を選ぶという方法で、契約数を伸ばす新電力会社だ。日本にはまだ多くの眠っているポテンシャルがあるという社長。彼が描く未来とは・・・。

世界でも電力不足・・・停電させない中国、環境重視で苦しむ欧州

去年、大規模停電が起きた中国内陸部。北京冬季オリンピックを控え何とか乗り切ろうと今、石炭火力発電がフル稼働。その裏で関連する事故も多発していた。環境対策と電力確保の両立はできるのか。中国の知られざる現場を緊急取材。さらに脱炭素に挑む欧州では、電気代が2倍にまで高騰する中、市民の意識に大きな変化が生じていた。一方、環境重視のイギリスでは、再生可能エネルギーの国を越えた協力で日本企業の技術が貢献していた。

担当ディレクター:

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