おじいちゃんが育てた真珠をもっと生かしたい! 孫娘のアイデアが生んだ「金魚真珠」尾崎ななみさん

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おじいちゃんが育てた真珠をもっと生かしたい!孫娘のアイデアが生んだ「金魚真珠」尾崎ななみさん

三重県、伊勢志摩。ここは世界で初めて真珠の養殖に成功した地。
しかし、近年、真珠を作るアコヤ貝の大量死や後継者不足の問題がおきて、産業自体がピンチに。そこで立ち上がったのが今回の主人公、真珠職人の孫娘で真珠ブランドSEVEN THREE.を立ち上げた尾崎ななみさん。

孫娘のアイデアが生んだ「金魚真珠」尾崎ななみさん

尾崎さんの祖父は60年以上も真珠を作り続けている職人の敏広さん。86歳の今も、毎日海に出て毎年2万個のアコヤ貝で真珠を育てています。
完成までにおよそ3〜4年もの時がかかる真珠。しかしいざ貝を開けて真珠を取り出してみると、誕生した時から真円で白色の高値で取引される高級品、あこや真珠は全体の数割。真円でも色などに問題があるもの数割、真円ではなくバロックパールと呼ばれて流通しているものが2割程、どちらも値段はだいぶ下がってしまいます。
一生懸命育てたのにもったいない。そう思ったななみさんが思いついたアイデアが「金魚真珠」でした。綺麗な丸に育たず、余計な突起ができてしまった真珠を「丸い形に尾鰭が生えた形が金魚に見えたので」金魚真珠と命名して商品化したのです。すると今まで価値のなかった規格外の真珠に、新たな価値が!
真珠に興味のなかった若い層にも大好評。おじいちゃん思いの孫娘の想いがつまった取り組みぜひご覧ください。

担当ディレクター:

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