日本航空JALはいま…~稲盛改革を継ぐ者たち~

テレビ東京 ガイアの夜明け 20周年企画 第6弾

日本航空JALはいま…~稲盛改革を継ぐ者たち~

8月24日、京セラ創業者で日本航空再建に尽力した稲盛和夫元会長が亡くなった。番組では2008年、JAL経営危機から破綻、再建までを追い続けた。当時、稲盛元会長はガイアのカメラに「幹部社員の意識を変える」と語り、改革に着手。その精神は今に引き継がれている。さらにJALが継承する安全憲章。”命を守る”秘められた社員たちの思いとは…。さらに新型コロナという未曽有の危機にどう立ち向かうのか。JALの最前線を取材した。

稲盛氏と「JALフィロソフィ」 社員の意識変化

2008年破綻が迫る中、取材をしていたのがB747の機長、南正樹さん。当時南さんは教官として訓練生に対する指導法に悩んでいた。その後の経営破綻、B747の退役などで南さんのパイロット人生は激変。今は運航企画部門で管理職を担っている。経営破綻で最も変わったのが“社員の意識”。全社員が年3回受講する「フィロソフィ研修」。稲盛元会長が2010年の破綻直後から意識改革の為に始めた。コストに対する考え方や仕事の取り組み方など稲盛氏の経営哲学が込められ、今に受け継がれている。さらに意識改革は、旧態依然としていたパイロットの訓練体系も大幅に変えた。今回、特別にシミュレーター訓練に密着。一体何が変わったのか・・・。

整備出身のトップ“安全”への誓い

2018年に就任した赤坂祐二社長。JALに入社したきっかけは1985年、520人が犠牲になった日航123便の事故だったという。航空会社で安全を守る仕事に従事しようと、一貫して整備畑を歩んできた。一方で事故から37年が経った現在、事故当時に在籍していた社員数は全体の約2%にまで減少。JALの社員はこれから事故とどう向き合っていくのか…。事故現場へ赴く“現地”、機体の一部や事故に関する資料を実際に目にする“現物”、事故によって苦しんだ人々の声に対面する“現人”の「三現主義」に基づいて、教訓を受け継ぐ取り組みが続いている。

再浮上へ コロナ禍の奮闘…国際線復活

コロナ禍で移動の自由が制限された2020年から、業績が落ち込んだJAL。2年連続で巨額な赤字を計上。黒字化へ、ギを握るのが国際線の復活だ。日本の水際対策は入国者数に上限を設けるなど欧米諸国に比べて厳しい措置が取られてきたが9月、緩和に向け動き出した。国際線の本格的な復活に向け、準備に取り組む、客室乗務員の訓練を取材した。

担当ディレクター:

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